こんにちは。電子ライダーです。みやこ電子工房は2022年夏に開催されましたコミックマーケット100に出展しました。せっかくなので感想文を書いていこうと思います。
久しぶりの本格開催でした
C100はC97ぶりの本格的なコミケ開催でした。C97が2019年の年末ですから2年半ぶりということになります。C97ほどではないですがかなりの人が参加しており特別人が少ないとは感じませんでした。祭りが戻ってきたという感で、生を実感しました。
新刊「トランジスタ・ヒッチハイク・ガイド」
新刊を出しました。
みやこ電子工房の代表作品は自作CPUキットのTTM8でございますが、これは都電子工房を立ち上げる前から私一人で開発を続けてきたものです。一冊目の本「ロジックICで創るCPUキットTTM8解説本(これからCPUを学ぶあなたのために)」もこれに関連した書籍で本文はすべて私が記述しました。
なので新刊「トランジスタ・ヒッチハイク・ガイド」は純粋にみやこ電子工房として初めての作品と言えるものです。内容はみやこ電子工房のメンバーである、成瀬歩実さん(https://twitter.com/naruse_ayumi22)と私、電子ライダーがトランジスタからCPUについて語り合う。というような内容です。この会話形式部分は実際のチャットでのやり取りを元に細部を整えたものになります。
共著に苦労した
同人誌ではしばしば合同誌として複数の著者の記事を一つにまとめた本が出版されていますが、なぜこのような形式なのか理解できました。合同誌の形であれば担当の記事を書き上げれば良いので、一人で書くのと苦労は変わらない気がします。(まとめ役はそれなりに大変そう。。)
「トランジスタ・ヒッチハイク・ガイド」は上記のような書き方をしたために一つの記事を二人で書いています。これが、なかなか難しいもので。チャットをしながら書き進めていくのですが、ゴールの見えない会話になったり。会話の区切りを上手いこと付けないといけなかったりしてなかなか作業が進みませんでした。やってみないと分からないことですが、ちょっとこの方法は失敗だったかなーと思っています。
〆切も迫ってきて最終的には分担して会話パートを成瀬氏が、後半の簡単な技術解説を私が、それぞれ担当しています。一人ならば記事のゴールは見えていますから書きやすかったですね。普段からチャットはしていますし、これを本にまとめるというアイデアは悪くなかったはずですが、読者のいるエンターテインメントとしては再編集が必要なのでした。
出展の反省
我々の配置は良い場所で通路に面していました。TTM8のデモとしてチカチカを光らせていましたから、かなりの方がこちらを振り向いてくれます。対して脚を止めてくれる方は期待ほどではなかったというのが正直なところです。コミケで本格的に本を売ったのは初めてだったので魅せ方、売り方にもっと磨きをかけていきたいです。
本は積んでた方がいいかも
これは自分が客として他のブースで散財していた時に感じたことですが、見本誌のみ机に置いておき購入してもらえたら足元から本を出すスタイルとある程度の本を机の上に積んでおくというスタイルでは、後者の方が近づきやすく見本誌を手に取りやすいと感じました。販売している本か否か一目で分かるのが良いのかもしれません。
声かけるのが良い
過度な呼び込みは迷惑なのでよくないですけど、目を向けてくれた人や足を止めてくれた人には迷わず声かけた方がよいですね。見本誌を見せてあげたり、作品の紹介をしましょう。私自身もこうやって声をかけて頂いた事で面白い作品をいっぱい買いました。
名札
メイカー系イベントの時と同じようにして名札を首から下げて、いろいろ回っていました。客として本を買ってましたが、3回ぐらい「サークル参加の方ですか?」と声をかけて頂いて新しく繋がりをつくることができました。横の繋がりが広がっていくのもイベントの良いところです。ありがとうございます。